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zoom RSS 矛盾しているのは誰か(No1931)

<<   作成日時 : 2015/07/25 15:14   >>

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  アゴラの池田信夫氏が、安保国会で違憲論を展開する憲法学者を取り上げて、「非論理的な憲法学者たち」と題して批判しているが、非論理的なのは池田氏ではないのか。

  朝日新聞は憲法学者122人を、「まるで国民の代表であるかのように扱って」、アンケートを派手に取り上げたと言うのだ。
  朝日のアンケートによると、自衛隊の存在について、77人が「違憲」、41人が「合憲」、無回答4人だった。また、憲法9条の改正について、99人が「改憲の必要はない」、6人が「改憲の必要がある」、17人が無回答だった。

  池田氏は、憲法9条の改憲是か非かと自衛隊の存非を重ねて合わせて、自衛隊合憲論45人(無回答を含め)はすべて改憲否定論とした上で、残りの改憲否定論54人をすべて自衛隊違憲論と数えて、自衛隊合憲論と改憲否定論は矛盾しないが、自衛隊違憲論と改憲否定論は矛盾するという論議を展開する。
  即ち、「自衛隊は違憲だが憲法改正の必要はないというのは、論理的に理解できない」というのだ。そうすると、残りの改憲賛成論(無回答を含め)23人は自衛隊合憲論ということになるが、矛盾しないか。
  そうではなくて、自衛隊の存在を違憲と考えている学者は77人全員が、自衛隊を違憲とする憲法を守らなければならないと考え、改憲に反対しているのではないか。

  それにしても、自衛隊を違憲とする憲法学者が今でも77人もいたとは意外であった。1944〜46年代の村山内閣で、社会党委員長であった村山首相が、国会答弁で自衛隊を合憲として以来、自衛隊を違憲と認識する意見は聞かれなくなったからだ。現在も共産党を除き自衛隊を違憲とする政党はないはずだ。 

  私は9条を含めて憲法改正は必要だと思っている。ただし、天皇を元首とする、天皇制を護持する、言論の自由や民主主義を否定する、明治憲法が復活する。このような憲法改正にはは反対である。
  同時に、一国平和主義は既に国際社会の受け入れるところではない。集団的自衛官を否定する国は国連加盟国では日本を含めて2カ国しかないと言われている。憲法を改正したら、自衛隊や集団的自衛権を正々堂々と明記すべきだと考えている。世界はNATOと日本、ヨーロッパとアジアとの連携も考えられる時代になっている。

  学者にしか通用しない憲法論にも反対である。やたらと憲法論を振りまわす憲法学者も誤解されると思う。ただ、池田先生の論議が、左翼バネを嫌う心情とすれば残念だ。

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