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zoom RSS 後藤さんの死は蛮勇だったのか(No1892)

<<   作成日時 : 2015/02/07 21:19   >>

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  一週間たってから、後藤健二さんの死を取り上げるが、自民党の高村正彦副総裁は、「イスラム国」に捕えられて殺害されたフリージャーナリストの後藤さんの死を「蛮勇」と切り捨てた。それにしても、「蛮勇」を礼賛すべきではないが、残酷な言い方ではある。

  岸田外相が衆院予算委員会で明らかにしたが、政府が昨年9月と10月に計3回、シリアへの渡航を自粛するように要請したが、後藤さんは警告を無視してシリアに入国してテロリストに拘束されたという。

  高村氏は、「後藤さんが3度にわたる日本政府の警告にも拘わらず、テロリスト支配地域に入ったことは、どんなに使命感があったとしても、勇気ではなく蛮勇と言うべきものであった」と自民党本部で記者団に述べた。
  高村氏は「亡くなった方を鞭打つために言っているわけではなく、後藤さんの後に続く人たちが細心の注意を払って、蛮勇にならない行動をしていただきたいと願うからだ」と発言の趣旨を説明したが、「後藤さんは『自己責任だ』と述べておられるが、個人で責任を取り得ないこともあり得ることは肝に銘じていただきたい」と指摘した。

  後藤さんを知るジャナリスト仲間は精力的な仕事ぶりを惜しむとともに、「後藤さんの志は立派だが、死んだら終わり。引き返す勇気も大事なんだよ」と述べる。しかし、「ジャナリストはみんな覚悟している。なぜそこで戦争が起きているのか、多くの民衆が苦しんでいるのか、潜入してみないと分からないからだ」とも語る。

  戦争や内戦でシリアとイラクから1200万人以上の難民や避難民が発生しているが、日本でシリアやイラクを知る国民はほとんどいない。難民条約に加入している日本では2013年に3260人の難民申請があるにもかかわらず、認定したのはわずか6人。2014年11月18日にシリアを逃れてきた人から難民申請が56件あったが、資格がないとして1人も認定しなかった。

  このため国連難民高等弁務官が12回も来日して厳格過ぎる難民認定の見直しを求めているのだ。安倍首相がシリアやイラクの難民のために2億ドルの人道支援を表明したが、これが真実の日本の姿である。
  このようなシリアやイラクの状況を日本国民が知り得たのも、ジャーナリストの後藤健二さんの命をかけた働きがあったからだと考えると、真実を国民に知らせるためには、例え「蛮勇」と言われても、礼賛を求めないジャーナリストの決死の働きが必要なのかも知れないと考える。

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