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zoom RSS オバマ「お墨付き」の集団的自衛権か(No1794)

<<   作成日時 : 2014/05/04 14:20   >>

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  集団的自衛権行使については、来日したオバマ米大統領から首脳会談で、「歓迎し支持する」という”お墨付き”をもらったとして、安倍首相は早速にも、集団的自衛権行使を容認するための行動を開始するようだ。折から、憲法記念日を迎えた憲法改正の論議も、集団的自衛権行使の是非が焦点であった。

  オバマのアジア訪問にはアメリカとして二つの目的があった。目に余るようになった中国の進出をけん制することと進捗しないTPP交渉を進めることであった。
 
  迎える日本側にも、強固な日米関係をアピールする狙いがあった。昨年12月の安倍首相の靖国神社参拝に対して、アメリカが「失望した」と声明を発表して以来、日米関係が「ギクシャックしている」と見られているのを払拭したいと考えているからだ。
  そのためには、中国が領有権を主張する沖縄県の尖閣諸島をアメリカが日本と一緒になって中国から護ることを確約してほしかった。日米安保の確認である。
  だから、オバマを米大統領では18年ぶりの国賓として招待し、銀座で一番高いすしをご馳走して親密度を演出したが、万事がビジネスライクなオバマは、「人生で一番おいしいおすし」と喜んで見せたが、TPPの話に終始したそうだ。

  アメリカと日本は利害が一致していた。最近のオバマは、シリアとウクライナの介入に及び腰で、とりわけ軍事面では腰が引けていると見られ、同盟国の信頼が揺らいでいたからだ。「結局は米国は尖閣を見捨てるのではないか」という同盟国の不信感を払拭する必要があったからだ。

  その意味で、首脳会談の共同声明で、「日米安全保障条約の約束を果たすために、米国は尖閣諸島に対する日本の施政を損なういかなる一方的な行為にも反対する」と明記された。これまでも、米国務長官や国防長官が、同趣旨の発言をしているが、首脳会談において、共同声明で発表されたことで、尖閣諸島が中国などに侵害される事態となれば、自衛隊と共に米軍が出動して敵を排除してくれることが約束された。日米首脳会談を注目していた同盟国の不安も解消されることになった。

  集団的自衛権行使も、安倍首相は日米同盟の強化に必要だとしているが、オバマの「お墨付き」には、疑問を抱く人もいるようだ。何故なら、共同声明では「米国は集団的自衛権の行使に関する事項について、日本が検討を行っていることを歓迎し、支持する」と記述されているが、 日本が集団的自衛権の行使を宣言していないし、米国に対して約束もしてないからだという。これでは、「検討しているのを歓迎し、支持する」だけで、それ以上でもそれ以下でもないと言うが、その通りだ。この人はオバマは反対なのではないかと勘繰っているが。
  だが、現段階では、集団的自衛権の行使については、賛否両論あって論議の最中だから、海のモノとも山のモノとも、分からないのに、「検討中」としか表現しようがないのである。ただ「歓迎し支持する」とは、期待しているということではないのか。ただ、安倍さんは、「お墨付きだ」くらいなことを言って、アメリカに弱い日本を納得させようとするだろう。

  石破幹事長が安倍首相と打ち合わせの上、訪米し、集団的自衛権行使について根回しするためにアメリカで講演行脚をしているようだ。米国の知識階層の間に、靖国参拝以来、安倍首相が『好戦的だ」という見方があるからだ。日本が集団的自衛権を持っことを危険視する人たちもいるからだ。
  集団的自衛権行使の解禁を検討している首相の諮問機関である有識者懇談会は、12日にも報告書を提出するものと見られるが、安倍首相は、内閣法制局などで検討をすすめ、閣議決定する意向だという。ただ今国会中にできるかどうかは流動的だ。

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