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zoom RSS 衆参の「ねじれ」は悪なのか(No1646)

<<   作成日時 : 2013/07/07 18:43   >>

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  安倍政権の願いは、衆参の「ねじれ」の解消ですが、この参院選で自民党が圧勝し、自公が過半数を確保して衆参の「ねじれ」が解消しそうです。それにしても、「ねじれ」がなくなるのは、いいことなのか。そもそも衆院と参院の二院制は「ねじれ」を前提にしたものだという論議もあるからです。「ねじれは悪である」という思想が流布されていますが、そうでしょうか。

  そもそも法律がなければ何も出来ないのが、日本のような法治国家ですが、日本は「衆院と参院の両院により構成する」と憲法42条が定めている二院制国家なのです。従って「法律案は両院の可決した時に法律になる」と憲法59条が決めており、例外の予算と条約を除き、法律案はすべて衆参両院で可決されなければ、衆院の「再可決」を除き成立しないのです。

  ところが、与野党の勢力が衆院と参院で異なる「ねじれ」現象のため法律が成立せず、政局が不安定になり、1年交代の政権が6代も続いたことから、「ねじれ」は悪とされているのです。もっとも、「悪だ」と言っているのは歴代の政権政党ですが。

  そもそも、衆院と参院は別組織ですから、別な意思決定があっても不自然ではないのです。これを「ねじれ」というのが不自然なのです。衆参が「ねじれ」ていなかった55年体制の頃は、参院は衆院の「カーボンコピーと揶揄され、参院不要論されあったくらいです。

  二院制の役割を考えると、参院の役割の第一は衆院の暴走をチェックすることです。もう一つは参院の3年毎の半数改選で民意の変化を敏感に吸収することです。その結果として、衆参がねじれるのはありうることです。
  戦後の参院草創期に、「緑風会」という会派がありました。幅広い見識と豊かな教養を備えた人材が集まり、政党に属さず地位を欲せず、是々非々の行動をしたのです。それというのも参院には6年任期で解散がないので、選挙に煩わせることもなく、勉強し見識を広める時間があったからです。参院は「良識の府」と言われたものです。

  しかし、大臣ポストを餌に切り崩され、緑風会は消滅しました。その後、緑風会の復活が話題になっています。時には反対し、時には賛成し、「ねじれ」も是々非々で行われる。「ねじれ」にこそ参院の存在があるのです。そもそも「ねじれ」が悪のはずがないのです。

  

  

  

  

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