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zoom RSS 化けの皮の剥がされた百田氏(No1927)

<<   作成日時 : 2015/07/08 18:28   >>

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 安倍首相の「お友達」と言われる作家の百田尚樹氏の正体が暴かれたようだ。べストセラー作家であり、過激な発言を売りとする右翼論客として知られていたが、自民党の勉強会で若手議員を扇動して一層名を挙げたようだ。
  
  そもそも自民党の勉強会は、安倍首相に近い衆参議員の1〜3年生35人が、9月の自民党総裁選で安倍首相の再選を支持するために集まったが、安倍首相と親しい百田氏が講師として呼ばれた訳だ。
  それにしても、なぜ最初から、百田氏が会場のマスコミにみついたのか、「マスコミの皆さんに言いたい。反日とか売国とか。日本を陥れる記事が多い」と、いきなり喧嘩を売ったのか。
  出席していた議員が、百田氏に同調したのか。「マスコミを懲らしめる」とか、「経団連に頼んでマスコミの広告を止める」などと、言論を弾圧する暴言を吐く者が現れた。会合は非公開だったが、話は会場の外に集まった報道陣に筒抜けだったから、たちまちマスコミの袋叩きにされたが、それにしても、自民党の若手議員が、戦前のように「報道の弾圧」を考えていたとは全く驚きだった。

  百田氏は、「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない」と、普天間基地問題で安倍政権に反対している沖縄タイムスと琉球新報の廃刊を叫んだものだから、騒ぎがどんどん大きくなった。後日、「沖縄の新聞は読んでないから、あれ冗談や。本当に潰したいのは朝日新聞と毎日新聞、東京聞だ」と弁解したそうだが、許されないのは、普天間基地周辺の住民に対して、「飛行場の周辺に行けば商売になるから住みついた」と侮辱したことだ。 
  
  真実は、沖縄を占領した米軍が、強制収容した住民の土地を接収して普天間基地をつくったが、その場所はかって琉球国王が普天間宮に参拝した街道筋で、役所や学校、病院、商店などが集まった宜野湾市の中心地であった。収容所から帰った住民たちは飛行場になった元の土地に戻れず、仕方なく周辺で暮らしたのであって、「商売になるから」というのは、百田氏が作文したデタラメだったことが判明した。
  
  菅官房長官が翁長沖縄県知事との会談で、沖縄県民に陳謝したが、百田氏は「テレビカメラ前の公の場なら、多少は問題かもしれないが、非公開の私人の発言だ。飲み屋で喋ってるようなもんや。『彼奴は好きじゃないから、殺したろか』と言うたら、殺人未遂になる?」と開き直る始末なのだ。それにしても、百田氏の発言は、所詮、作家の暴言にすぎないが、若手議員が国会議員の発言の重さを自覚しなかったのが残念だ。
  
  それにしても、講師に呼ばれるほどの自民党の太いパイプは、安倍首相のお蔭と言っていいようだ。野党に下野していた12年7月、百田氏に声をかけたのが安倍氏であった。雑誌に載った百田氏の民主党批判の論文を読んで、「非常に感激した」と電話したのだ。
  その後、安倍と百田両氏は二人の対談本で熱いエールを交わすようになり、安倍氏が、「河野談話を書き直す」、「靖国参拝をする」と決意を語っている。安倍首相が政権に返り咲くと、百田氏はNHK経営委員に登用され、日本会議の主導する改憲グループの代表発起人に名を連ねている。
  
  安倍首相をバックに右翼論客として重用されるようになった百田氏は、昨年2月の東京都知事選で元航空幕僚長の田母神俊雄氏を応援して街頭に立ち、「南京大虐殺」を否定する演説をした。5月には、右翼の会合で、「護憲派の人たちは大バカ者に見える」と言い放った。また、ツイッターで、昨年9月に亡くなった土井たか子・元社会党委員長を「売国奴」と決めつけている。
  それにしても、過激な発言が売りの百田氏を講師に呼んだときから、今度の騒ぎの起こることが予想されたといえそうだ。

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