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zoom RSS 国民は安全保障に「臆病」であるべきだ=集団的自衛権を考える(No1838)

<<   作成日時 : 2014/08/05 11:45   >>

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  集団的自衛権の行使を認めた閣議決定以来、下降している安倍内閣の支持率について、菅官房長官が「国民の臆病」のせいにしたそうです。新聞は「支持率低下のいら立ちか」と書いていますが、いいじゃありませんか。日本国民は戦争に臆病であるべきなのです。

  菅官房長官は7月28日、首相官邸を訪れたカナダのベアード外相と会談したとき、集団的自衛権の閣議決定について説明したそうです。外相から、「安倍政権の経済政策はうまく行っているのに、なぜ支持率が落ちているのか」と質問があったそうです。菅氏は「国民は安全保障に臆病だからです」と答えたというのです。

  集団的自衛権の行使容認を閣議決定した7月1日以降の世論調査は、各社とも内閣支持率が降下し、第二次安倍内閣が発足した2012年12月以来の最低を記録したのです。それは国民は過去に指導者の誤った判断により戦争に突入し、国民から数百万人の犠牲者を出したことを忘れていないからです。この苦い体験があるから用心深く、軽々しく安倍首相や菅官房長官を信用しないのです。健忘症でない国民は、みんな戦争など安全保障には臆病なのです。

  これまで世界の多くの国は朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、アフガン戦争、イラク戦争に軍隊を派遣して、平和と自由を守るための代償として、各国とも多くの血を流しているのです。カナダも国連の国際治安部隊に参加してアフガン戦争では米国の2338人、英国の453人に次ぐ158人の戦死者を出しています。

  日本は湾岸戦争でも国連の多国籍軍への参加を求められたが、戦費として130億ドルを拠出する代わりに自衛隊の派遣を断ったため、「血を流さず、金で済ますのか」と批判されたのです。そのときから、湾岸戦争で敷設されたペルシャ湾の機雷掃海、国連のPKO活動、アフガン戦争の多国籍軍艦船への給油活動、イラク戦争の後方支援へ自衛隊を派遣してきたのです。しかし自衛隊から一人の死傷者も出ませんでした。奇跡と言われています。それにしても自衛隊の派遣は集団的自衛権によらず、特別措置法によるものでした。

  日本は戦後69年目にして初めて、国連の認める集団的自衛権の行使の容認に踏み切りました。初めて同盟国を助けるために自衛隊を派遣できるようになりました。日本は各国と同じ「普通の国」となりました。平和と自由を守るための戦争に参加できる「普通の国」になりました。
  しかし、日本は二度と戦前の誤りを繰り返さないために用心深く臆病でいいのです。安倍政権やその後の政権が誤った戦争をしないように厳しく監視しなければないないから、我々は胸を張って臆病になるのです。

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