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zoom RSS 集団的自衛権を考える=期待を裏切った党首討論(No1818)

<<   作成日時 : 2014/06/12 18:39   >>

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  11日の党首討論は悪評紛々だった。問題の集団的自衛権をめぐる首相と野党党首の真摯な論議が期待されたが、論議は外れて国民の期待を裏切ったからだ。

  戦後の歴代内閣が、「戦争放棄」を決めた憲法9条に違反するとして、認めなかった集団的自衛権の行使を認めるために、安倍内閣が憲法解釈を変えるという論議である。国会の一大論争になるが当然だ。

  ところが実際は、国会の論議は、衆参予算委員会で各一日の集中審議と決算委員会と外務委員会が各一日程度。論議は自民と公明両党の密室の与党協議で行われているだけで、野党は論議から外されている。つまり国民も野党と一緒に無視された訳だ。

  いまや安倍内閣は、国民をつんぼ桟敷に置いたまま、自民党と公明党の談合で、憲法9条の解釈変更を閣議決定するというのである。
  そんな中で開かれた党首討論が期待されるのは当然のことだ。ところが、集団自衛権の論議をしたのは、野党の中で民主党の海江田代表のみだった。
  維新の会の石原共同代表もみんなの党の浅尾代表も、この重大問題に一言も触れなかったのだ。国民を愚弄するものだ。

  その海江田は「今国会の集大成」と位置づけて、外部の専門家を招いて3日間も事前の練習をしたそうだが、実際には迫力がなかったと言われている。その訳は、民主党内の集団的自衛権に関する見解がまとまらず、党内では、これを機に、「海江田おろし」が噴出しかねない情勢にあるようだ。

  安倍首相は最初から、このような海江田代表を舐めていたから、討論にもまともに答弁しなかった。その様子を朝日新聞の天声人語が書いている。
  「自説披露の長口舌が続き、進行役は『簡潔に』と何度も繰り返した。『総理は自分の演説に酔ってますね』が海江田の唯一の反撃だったか。図星の指摘に議場は瞬時わいた」というのだ。
  それにして、安倍首相は、テレビ中継を見まもる国民の視線を意識しないほど有頂天になっているのであろうか。  

  戦後の政権で3人目の吉田首相は、昭和21年の憲法国会で、「自衛のための戦争も放棄する」と専守防衛の行使まで否定した。それから68年たった平成26年の国会で、戦後34人目の安倍首相は、他国の戦争にも参加する「集団的自衛権」の行使を認めようとしている。
  開会中の通常国会は、22日の会期末まで余すところ10日を残すだけだが、会期を延長せず、集団的自衛権の行使を認める憲法解釈を閣議決定する腹を固めているのだ。
  

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