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zoom RSS セクハラヤジ事件を考える=日本は「人権後進国」か(N01828)

<<   作成日時 : 2014/06/25 12:47   >>

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  都議会のセクハラヤジは、男性都議が女性都議に謝罪する様子が海外メディアに報道され、国際的な騒動になっている。海外では、「セクハラ」(性的嫌がらせ)でなくて、「女性蔑視」した「Sexist(性差別者)」として断罪されているが、「女性の敵」と言われる都議は、世界の笑いものにされた日本の男性にとっても憎っくき「男性の敵」だ。

  安倍首相は、被害者の女性都議の所属する、みんなの党の衆院事務所を訪れ、自民党会派のヤジ男の無礼を謝罪した。女性のことはアッキー夫人がついているから、そつが無いといわれ、右翼といわれる安倍政権が、女性の社会活用を掲げている。
  自民党三役も石破幹事長を除いた二役に女性を据えているが、その野田聖子総務会長は、ヤジ問題を海外のメディアが大きく報道していることを取り上げ、「世界の人権のスタンダードと自民党の文化の違いが明らかになった」と党の体質を批判している。

  自民党は「選挙で勝ちすぎたせいで、緩みが生じているのではないか」と言われるが、石破幹事長は、「政治家としての潔さが必要だ」として、他のヤジ議員に名乗り出るように呼びかけている。週刊誌によると、自民党都議団は、議席後方の重鎮議員に自分の仕事ぶりをアピールするために大声で野次るそうだ。件のヤジ議員はいつも口火を切る尖兵だが、背後にいる「野次四天王」と呼ばれるボスが卑怯者だから、彼をスケープゴートにして幕引きを図っているそうだ。

  ともかく、米国在住日本人の女性ジャーナリストによると、米国でも「女は家」という保守的な政治家は少なくないそうだが、議場でそんなヤジを出せば、政治的致命傷になる。議場でも誰かが、「Objection(異議あり)」と反論する。同調して野次る議員や笑い声を上げる議員、ニヤニヤして見ている知事はいないそうだ。それは米議会が高尚なわけではなくて、公の場の男女平等が徹底しているのだという。

  戦後、新憲法で謳われた「男女平等」は68年経っても根付かないのか。日本はジェンダーギャップ(男女平等指数)のランキングが136カ国中の105位というから、「人権後進国」といわれる訳だが、1位になって議会の大多数を女性議員が占めたら、セクハラは、男性議員に対する「性差別」をいうのだろうか。そんな時代になったら、いま議場でふんぞり返えっている男性議員も、「男女平等」が両性のためであることが分かるはずだ。

  それにしても、議会のヤジが「議会の華」といわれた時代があった。安倍首相も昨年4月の衆院予算委員会で、「議場の華といわれたこともありますし、私も若いころは結構やった方です」と述べているが、セクハラたぐいのヤジが「議会の華」と言われたことはない。往年の国会で「ヤジ将軍」と呼ばれた三木武吉は、1955年の保守合同で活躍した故老議員だが、その機知に富んだヤジは、議場を沸かせたものだ。最近のヤジは、機知から程遠い低俗なものが多く、文芸評論家の斉藤美奈子氏によると、「議会のゴミ」になり下がった。

  

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