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zoom RSS 麻生の「ナチ発言」を放置していいのか(No1666)

<<   作成日時 : 2013/08/09 05:46   >>

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  麻生副総理の「ナチ発言」をうやむやにしていいのか。「ナチ発言」をめぐる野党の追及が臨時国会の閉幕により幕引きになりそうな気配だが、それでいいのか。ナチについての事実認識を誤ったお粗末な政治家とそれを恥じずに副総理にしておく安倍政権が世界中の笑いものになっている。

  驚いたのは麻生が世界史の常識を知らなかったことだ。そのため先月29日の都内のセミナーで、「ヒトラーは民主主義により、きちんと議会で多数を握ってきた」 「ウィマール憲法はいつの間にかナチス憲法(全権委任法を言っているようだが)に変わっていた。誰も気が付かない間に変わった。あの手口を学んだらどうか」と述べたのである。

  ところが、事実は「いつの間にか」ではなく、ナチスが強引な手法でやってのけたことは、戦後世界史の常識となっている。即ち、1932年にナチスが総選挙で第一党になると、ヒトラーが首相になった。ヒトラーは直ちに議会を解散し、総選挙を行った。この時、ナチスは国会議事堂放火事件を起こし、それを共産党員の放火として党員を大量逮捕した。さらに当選した共産党議員から議員資格を剥奪してナチスが議会の過半数を確保することに成功したんのである。ナチは立法権などを政府に移す「全権委任法案」を提出しが、反対する社会民主党議員を逮捕して、無理やり同法案を成立させたのである。

  麻生のいうような、「いつの間に、誰も気が付かない間」なんていう話ではない。ドイツ中が大騒動になり、その渦中に、その後のナチの横暴を許し、ドイツを第二次大戦に駆り立てた「全権委任法」を成立させたのである。
  この話は歴史教科書にも載っていることだが、それを「学んだらどうか」とは、ナチの手口を真似よということなのか。それとも知らなかった麻生は無学なのか。

  安倍政権は憲法改正を世論の反対に阻まれている。そのため、改憲の発議だけでもと呼びかけているが、参院選でも改憲に必要な国会議員の3分の2を確保できなかった。麻生は「誰も知らぬ間に」やってしまいたい安倍政権の本音を言ってしまったと解釈すると頷けるのだが。

  うやむやにしてはならないのは、米国のユダヤ団体がいち早く抗議声明をだしたように、世界が見ているからだ。米国政府は普段から日本の政治家の発言履歴を徹底分析して、その人格とか力量を評価しているそうだ。グローバル時代に突入してからは世界の主要国が米国と同じことをしている。もちろん、日本政府もやっているはずだ。麻生を一流と思っている人は、諸外国の要人には一人もいない。当然だが。お粗末な麻生が副総理だなんて、それだけで安倍政権は信用されなくなる。

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