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zoom RSS 小泉元首相も「原発ゼロ」(No1676)

<<   作成日時 : 2013/08/27 12:41   >>

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  安倍政権は原発再稼働、原発輸出を積極的に進めているが、安倍首相の育ての親である小泉元首相は「原発ゼロしかない」と言うのだ。フインランドで建設中の核廃棄物最終処分場「オカロン」を視察して、使用済み核燃料の処分に10万年もかかることを知ったからだと、毎日新聞のコラム「風知草」が伝えている。

  小泉氏は政界引退後、テレビ出演にもインタービューにも応じないが、国会に居座る「元首相」と異なり、サッサと永田町をオサラバした潔さが小泉人気となっているようだ。3・11以来、脱原発の講演を行っている。 

  小泉氏が「オカロン」を視察したのは、4月に経団連のシンポジュウムで経営者たちから、原発維持を訴えられたからだ。その場は、小泉氏の「ダメだ」の一括で一座がシュンとなったが、百聞は一見にしかずと脱原発のドイツと原発推進のフインランドの視察を思き、原発関連企業に呼びかけたところ反応が良く、原発の賛否を超えた視察団が編成され、今月中旬に行われた。
 
  一行には三菱重工、東芝、日立製作所の原発担当幹部とゼネコンの幹部5人が同行した。道中、ある社の幹部から、「先生は影響力がるから、我々の味方になってくれませんか」とささやかれたが、小泉氏は次の如く答えた。

  「今までの人生経験から言うと、重要問題は、10人いて3人が賛成、2人は反対で、後の5人は『どちらでもいい』というケースが多い」 「今、現役に戻って、態度の決まらない国会議員を説得して、『原発必要』でまとめる自信はない。『原発ゼロ』なら説得できると思った。今回いろいろ見て、ますますその自信が深まった」。
  小泉氏は今後とも、安倍首相の原発政策に反対し、「脱原発」を主張して行くようだ。

  見学した「オカロン」は世界で唯一、着工されている核廃棄物の最終処分場だ。2020年から利用が始まるが、原発の使用済み核燃料を10万年、「オムロン」の地中深く保管して毒性を抜くという想像を絶する計画だ。300年後に見直すそうだが、人類史上、そんなに長い歳月を耐えられる構造物があるだろうか。

  風知草氏が帰国した小泉氏に感想を聞いたが、小泉氏は「10万年だよ。300年後に考え直すとしても、みんな死んでる。日本は捨てる場所がない。原発ゼロしかないよ」 「野党が原発ゼロに賛成だから、総理が決断すればできる。今のうちに方針を打ち出さないと撤退は難しい」としたが、 「必要は発明の母。敗戦、石油ショック、東日本大地震、ピンチはチャンス。自然を資源にする環境型社会を日本がつくりゃいい」のだと、小泉節を聞かせた。

  小泉氏には依然として衰えぬ人気があるようだ。講演には立ち見ができるという。小泉政治は「自民党をぶっ壊す」と、自民党の派閥政治を否定して登場したから、自民党支持層と異なる無党派層から幅広し支持を集めていた。マスコミを巧みに利用して有権者を刺激するので「劇場型政治」と言われ、立ち話取材の「ぶら下がり」を利用したので「ワンフレーズポリティックス」とか批評されたが、小泉の個性や話題性に依存した面が大きく、「ポピュリズム政治」と言われた。

  小泉政権は、就任最初の世論調査で87.1%(読売新聞)と戦後内閣1位の超高い内閣支持率を得て以来、5年5か月後に辞職するまで終始、高い支持率を維持した。この間、4回の衆参選挙を勝ち続け、佐藤、吉田に次ぐ5年5ヵ月は、歴代3位の長期政権となった。

  自民党総裁の任期は2期6年と定められている。党内には小泉続投を望む声もあったが、2006年9月20日、安倍晋三が後任の総裁に選出されると、翌日には総裁を辞任。26日には内閣総辞職。国会で選出された安倍首相にバトンタッチした。
  以後、出身派閥の森派(清和会、現在の町村派)に戻ることはなく、退陣後初の衆院選(09年)に立候補せず政界を引退した。万事がこの潔さなので今も庶民が参ってしまうようだ。

 

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