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zoom RSS 参院選を棄権する前に考えてほしい話がある(No1648)

<<   作成日時 : 2013/07/11 07:14   >>

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  参院選はよほどのことがないと、自民党の大勝が動かないと言われている。あきらめた反自民の人たちが、ごっそり棄権するのだろうか。でも、それでいいのか。棄権する前に考えてほしい話がある。新幹線を停めた不発弾の話と亡くなった作家のなだいなだ氏の話だ。

  先日、東京北区のJR上中里駅の近くで、戦時中の高射砲の不発弾が見つかり、その処理のためJR京浜東北線と東北、上越、長野の各新幹線が3時間ほど運休して、9万人の足に影響したそうだ。発見されたのは旧日本陸軍の8センチ高射砲の不発弾で、太平洋戦争末期、東京に来襲した米軍機を迎え撃って発射されたのが、炸裂せずに落下したと見られている。

  戦争中、東京日暮里に住んでいた作家の吉村昭さんが、自ら体験した昭和20年4月13日の東京大空襲の模様を、自著の「東京の戦争」に「私の生まれ育った町がその夜、永遠に消滅した」と書いている。米軍爆撃機から投下された焼夷弾により焼き尽くされた光景を、逃げ込んだ墓地から見ていたが、探照灯の光芒の中に姿を現したB29爆撃機に向けて発射された高射砲弾の閃光がよく見えたという。

  戦後68年たっても戦争の遺物が、私たちの足元で「戦争を忘れるな」と叫んでいる。陸上自衛隊が2007年〜11年に処理した不発弾は、1500件、46トンに及んだそうだ。
  参院選で自民党が大勝すれば、安倍首相は戦争放棄を決めている憲法第9条の改正を目指すに違いない。反対の人も棄権せず投票して、ここに憲法改正反対の「不発弾」があると知らせることだ。

  先日、作家で精神科医師のなだいなだ氏が83歳でなくなった。10年前、当時の小泉政権を批判して、「老人や弱者をいじめる政治に我慢ならない」と、インターネットのパーチャル(仮想)政党「老人党」を立ち上げた。
  老人や弱者の暮らしやすい社会、戦争のない国、平和と護憲を唱えた。時の政権に厳しい注文をつけ、民主党政権のバラマキ政策を「哲学がない」と批判した。安倍政権のアベノミクスを「欺瞞」と批判していた。

  ブログの『打てば響く』で政治・社会問題を幅広く取り上げ、亡くなる日の未明までブログの更新を続けていたという。ペンネームの「なだいなだ」はスペイン語の「何もない何もない」という意味だそうだが、彼はいつも政治に対して、「何か」を言い続けていた。

  参議院選の投票には行けなかったが、「老人の意見を聞かないと選挙に勝てないぞ、となって初めて国民のための政治が生まれる」と語っていた。  

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