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zoom RSS 問責で損したのは野党だった(No1640)

<<   作成日時 : 2013/06/27 20:11   >>

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  安倍首相を問責したけれど、重要法案が12本も廃案になり、「やっぱり、ねじれ国会はアカン」となって自民党に塩を送る結果になった。新聞によると、安倍は問責を逆手にとり、記者会見で「ねじれ」という言葉を11回も使って、ここぞとばかり、ねじれ解消を訴えたそうだが、「こんな異常な国会は過去に、例がない」そうだ。

  26日は国会最終日だった。安倍内閣が昨年12月26日に発足してちょうど半年経った。野党としては国会で見せ場を作って終幕としたかったのだろう。
  25日、生活、みどりの風、社民の3党が、安倍首相の問責決議案を提出した。理由は24、25両日の参院予算委員会の集中審議を首相が欠席したことだった。
  24,25両日、政府、与党が首相や閣僚の予算委出席を拒否したのは、「与党が出した平田参院議長に対する不信任決議案が処理されていない」という理由からだ。

  問責も不信任も国会終盤における与野党の駆け引きだ。当初、民主党は問責に対しては反対していた。海江田代表は「重要法案優先」と主張。細野幹事長も「法案優先は政府への協力でなく国民への責任をはたすことだ」として、問責は採決されないと見られていた。
  ところが一夜明けて26日になると、民主党は急転。問責優先に変わってしまった。参院のドンと言われた民主党の輿石参院議員会長が「法案よりも問責が優先だ」と細野幹事長を脅したと言われている。

  その結果、26日午後の参院本会議で、賛成125、反対105の野党の賛成多数で首相に対する問責決議案は可決された。このため、与野党が成立合意していた電気事業法改正案、生活保護法改正案など法案と条約計12本が審議未了で廃案となった。
  電力改革法案は大手電力会社の地域独占を見直し、サービスの選択肢を広げ、電力料金を抑制する狙いがあった。一方、生活保護法改正案は受給条件を厳しくするとして、世論からも反対されていた。

  それにしても与党が過半数で衆院を通過した法案が、野党が多数を占める参院で廃案にされたとあって、与党にとっては、衆参ねじれ国会の解消を訴える絶好のチャンスとなったわけだ。
  1か月後はねじれ解消を目指す参院選である。安倍首相は記者会見で、ねじれ国会にしたのは第一次安倍内閣の参院選だったこを説明し、「問責が可決されたのは、これこそがねじれの象徴だ。ねじれで政治は迷走し毎年、私も含めころころ首相が代わり、日本の国力が大きく失われた。このねじれに終止符を打たねばならない」と、ここぞとばかり強調したが、内心、「しめた」と思ったに違いない。
 
   

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