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zoom RSS 橋下発言で受難の維新の会(No1625)

<<   作成日時 : 2013/06/02 16:48   >>

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  参院選挙が7月4日公示、21日投開票と決まった。「一寸先は闇」とは、よく聞かされる言葉だが、改めて体験したのが日本維新の会だ。橋下代表の「慰安婦・風俗」発言が、有権者の半分を占める女性票を敵にしたからだ。世論調査によると、維新の会に期待しない人が70%以上に達し、支持率が4%に急落した。

  大阪で「囲み」、東京では「ぶら下がり」と言われるマスコミ取材は、小泉元首相のぶら下がりが有名だが、ノー原稿の嫌う政治家も多い。橋下の「囲み」は、テーマなし、時間制限なしで評判だった。得意としていた上手の手から水が漏れた。火中の栗を拾ってしまった。
  橋下が市長を務める大阪市役所の囲み取材で、戦時中の話として、軍隊のセックスをコントロールするために、「慰安婦が必要だった」と発言し、沖縄の米軍基地司令官に風俗の活用を促した話を得意になって語ったのだ。彼はお喋りが大好きで、5月13日の午前と午後、安倍首相の侵略発言など原稿にして36字230行分も発言をしたが、報道されたのは、彼にとっては傍論の慰安婦と風俗の話だけだった。

  橋下発言を正論とする評論家もいるが、女性団体などから、女性の人権を蹂躙する発言として橋下批判の火の手が挙がり、米国務省の女性報道官が「言語道断」と非難した。
  選挙協力を約束した、みんなの党から三行半を突き付けられ、四面楚歌になった橋下は自分の評判をマスコミのせいにした。
  
  外人記者クラブで400人近い特派員と会見し、慰安婦発言は「大誤報だ」と訴たが、ほとんど理解されなかった。彼は発言の一部を取り上げて批判されたと不満を述べているが、マスコミを誤解していた。マスコミが報道するのはニュースだけだ。「慰安婦と風俗」はニュースだった。

  橋下発言は国連事務総長から、「国際社会は納得しない」として、厳しく批判された。国連の拷問禁止委員会も「日本の政治家は被害者を傷つけている」と非難している。閣僚らの靖国神社参拝にも飛び火し、政治家の歴史認識として国際問題化している。
  
  昔、女性票が実力を見せつけたことがある。24年前の参院選だ。消費税導入と宇野首相の女性問題で、当時の社会党の女性が続々当選した。マドンナ旋風と言われたが、社会党が大勝し、女性票を敵にした自民党は、記録的大敗北を喫したが、いまだに参院の過半数を確保できないでいるのだ。

  なお、自民党が橋下発言について消極的なのは、「安倍と橋下は同類だからだ」とするキャンペーンがある。ほおっておくと安倍首相に飛び火するといわれている。そのためか。政府は、従軍慰安婦について謝罪した「河野談話」を継承した一次安倍内閣の答弁書と「同じ立場とする」ことを、5月24日の閣議で決定した。飛び火の予防策と言われている。(6月5日最終更新)

  
    

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