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zoom RSS 自民党総裁選考=古い体質の変わらない自民党を白状した(No1527)

<<   作成日時 : 2012/09/09 22:40   >>

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  自民党総裁選をめぐる谷垣総裁と石原幹事長の会談は物別れに終わり、双方とも出馬の構えと言われている。一本化を目指す大島副総裁の仲裁で、7日と8日、4回に及ぶ話し合いが行われたが、不調に終わったようだ。党のナンバーワンとナンバーツウである総裁と幹事長が総裁選で対決するのは、1978年の福田総裁(首相)と大平幹事長以来24年ぶりのことである。総理総裁の椅子をめぐり、仁義なき戦いが繰り広げられるようだ。

  石原は09年自民党が野党に転落した直後の自民党総裁選で、出馬した谷垣候補の推薦人名簿に名を連ねた。直後の谷垣総裁の下で党組織運動本部長に就任、翌年、幹事長になった。以来、自民党のナンバーツウとして谷垣総裁をサポートして自民党の政権奪還を目指してきた仲が、なぜ袂を分かつことになったのか。二人の仲裁に入った大島副総裁は谷垣への一本化で調整したが、石原が拒否したので大島も調整を断念して会談を打ち切ったと見られている。

  石原は執行部の一員であることから、谷垣が総裁選に出るなら支持する考えを示していたと言われている。講演では谷垣総裁の実績を評価する発言をしていた。その石原が一転、総裁選出馬の意欲があると見られたのは、去る2日、鹿児島市の講演で、「私は谷垣総裁を支えるために政治をやっているのではない」と述べたからだ。総裁選への意欲を示した発言と受け取られたのである。

 谷垣は総裁になってからの3年間、党役員人事や党運営を側近で決め、派閥領袖や党長老の声に耳を貸さないため、ギクシャクしていたが、派閥長老連合が総裁選の「谷垣降ろし」を進めていると言われている。このため出身派閥の古賀会長から推薦を断られた谷垣が出馬断念に追い込まれるのではないかと言われているが、このことが石原を変心させたのではないかと見られている。

  総裁選は谷垣や石原の他に安倍元首相、町村元官房長官、石破前政調会長や参院の林政調会長代理の出馬が予想され乱戦模様だが、党長老たちは党員に人気のある石破優位の流れになることを警戒している。石破が「派閥政治」に批判的だからだと言われているが、総裁選は国会議員票(200票)より地方の党員票(300票)の方が多いのだ。

  このため引退後も額賀派や参院議員に影響力を残す青木元参院議員会長の呼びかけで、党内最大派閥のオーナーである森元首相、古賀派の古賀元幹事長、伊吹派の伊吹元幹事長らが会談しているが、政局の節目で党長老に気配りを欠かさない石原幹事長の出馬に期待を寄せていると言われている。また国民的な知名度がある石原は「選挙の顔」として中堅若手議員からも期待する声が高いことが石原を引くに引けなくしているようだ。

  派閥長老連中の「谷垣降ろし」により、立候補に必要な国会議員20人の推薦が集まらないのではないかと見られていた谷垣だが、党内の同情論や派閥批判が広がり、地元京都で出馬宣言を行った。それにしても3年間も野党暮しをしたにもかかわらず、自民党の古い体質が少しも変わっていないことを白状したようなものである。

    

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自民党総裁選:谷垣氏、長老の壁に屈し出馬断念
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