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zoom RSS 「子を思う」戦場からの葉書=終戦記念日を迎え(No1517 )

<<   作成日時 : 2012/08/15 06:55   >>

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  作家の梯久美子氏が東京新聞に連載中の「百年の手紙」は、「続百年の手紙」まで長いこと愛読しているが、終戦記念日を前にした14日夕刊の「子を想う父の葉書」に胸を打たれた。

  直木賞作家の北原亜以子さんの父親は、昭和16年、彼女が4歳の時、太平洋戦争に召集され、昭和20年、ビルマ(現身ヤンマ)のラングーンで戦死した。戦地から家族に送られた葉書が170通近く。そのうち彼女宛てが70数通あった。その一部は北原氏の著書『父の戦地』(新潮文庫)に収録されているが、どの葉書にも幼い彼女のために絵が入っていた。

  その絵はユーモラスで実にかわいく、現地の祭りの様子や、洗濯する女性、交通整理するお巡りさんなど、戦争が激化する前の平和な情景が描かれているが、「父は命を落とすことになるビルマが好きだったのだと思う」と北原氏は書いている。

  昭和19年に小学一年生に入学する彼女に宛てた葉書は、ランドセルをしょった彼女の絵が描かれ、カタカナで「ヨシエチャンモ、ケフカラ、一ネンセイデスネ ウレシイデセウ、シッツカリベンキョウシテ、カラダヲ、ジョウブニ、イタシマセウ、ヨイコ、ツヨイコ、ニホンノコ、デハ、マタ オタヨリイタシマス、ゴヘンジヲ、クダサイネ」とある。

  ランドセルをしょった彼女は青いベレー帽をかぶっている。「私が帽子が好きだったので、父の夢にあらわれた私も帽子をかぶっていたに違いない」と、北原氏は考えている。
  ヨシエチャンとは彼女の本名北原「美枝」であるが、妻に宛てた入学についての葉書が5通も届いていたという。入学費用を心配して月々の送金とは別に70円を送っているが、戦地の郵便事情か、彼女たちに届かなかったという。

  自分の命が危ない戦場からも、娘のことを思っているのが父親の手紙である。

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