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zoom RSS 「解散はあるのか」疑心暗鬼の広がる党首会談(No1513)

<<   作成日時 : 2012/08/09 21:29   >>

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  「解散総選挙」をめぐる民主、自民、公明3党の党首会談がまとまったが、疑惑に包まれている。野田首相か谷垣総裁のどちらかが「ウソ」を言っているからだ。「近いうちに信を問う」というのだが、その解釈をめぐり政党、マスコミ、政治学者が百家争鳴の論議をしている。果たして解散総選挙はあるのか。消費増税を食い逃げするのではないか。野田と谷垣は共犯だ。

  奇奇怪怪というしかない。自民、公明を除く野党7党が、8日に迫った消費増税法案の成立を阻止するため、共闘して衆院の内閣不信任案と参院の問責決議案を提出したが、自民党も野田首相が今国会中に衆院を解散しなければ、独自に同じ決議案を提出するというのである。同じ時期に同じ決議案が計4本も出る話は政治を弄ぶものだが、国会史上前代未聞の出来事である。

  そもそも民主党は惨敗必至の解散総選挙には絶対反対である。マスコミなどの調査によると、いま解散総選挙が行われれば、現有250議席の民主党は99議席に激減すると言われている。輿石幹事長は任期満了の来年の衆参ダブル選挙を目指している。自民党は解散時期の明示を迫っているが、野田首相が解散を約束したことが分かった途端に民主党内で「野田降ろし」が始まる。野田首相が党首会談前に開かれた民主党両院議員総会で「総理の専権事項、大権として、解散時期を明確化、明示することはどんな事情があってもできない」と明言した。

  民主、自民両党の軋轢を打開するために開かれた党首会談だが、難問は解散に触れないわけにはいかないことだ。国対委員長段階で検討された「しかるべき時に信を問う」、「近い将来、信を問う」はことごとく自民党に拒否された。党首会談では、「近いうちに信を問う」に改められて合意されたが、民主党にも自民党にも不満が残った。野田首相も谷垣総裁もそろって、「近いうちは近いうちだ」とか「それ以上でもそれ以下でもない」とか説明を拒んでいる。  
  
  輿石幹事長が「こだわる必要はない。一人一人解釈していただければそれでいい」と木で鼻を括ったような発言をしたが、谷垣が激昂したという。同幹事長は「言質をとられる」と党首会談に反対であり、自民公明両党の幹事長が出席したのに、あえて同席しなかった。野田首相に電話で解散時期の明示を禁じたという。9月の代表選挙で野田首相が再選されなかったら、「党首会談の合意は白紙」だと牽制している。

  自民党の各派閥は、「近いうに」とは「今国会中」ということだとしており、お盆明けの16日から解散に追い込む攻勢を強めるべきだとしている。麻生元首相が「近いうちは2週間そこらが普通だ。社会常識というものだ」と野田首相の決断を促している。また社民党も重野幹事長が「今国会の会期末までに解散があるとみて候補者の擁立を急ぎたい」としている。
  
  他に政治学者の曽根泰教慶大教授は「解散は来年に持ち越さないという文脈を示したのではいか」と話す。9月の民主党代表選と自民党総裁選を終えてから解散することで合意したのではないかと分析する。「近いうちは典型的な政治家用語だ」というのは、漫画家の倉田真由美さん。「一般的には9月いっぱいだが、来年もあるのではないか。自民党は早期解散と騒いでいるが、国民はくだらない寸劇を見せられている」と批判する。

  気になるのが、会談のうち30分ほど、野田と谷垣の二人だけで会談している間に、具体的に突っ込んだ日程的な話し合いが行われたのではないかということだ。公明党の山口代表が参加したのはその後だが、山口が沈黙しているのも気になることだ。
  

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