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zoom RSS 小沢一郎の仕掛けで国会は右往左往(No1512)

<<   作成日時 : 2012/08/08 13:02   >>

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  野党7党の内閣不信任案と問責決議案は小沢一郎の仕掛けであった。国会は会期末の9月8日まで1カ月を切り、大詰めを迎えているが、自公を除く野党7党が、消費増税法案の成立を阻止するために、内閣不信任案と問責決議案を提出したのは、民自公3党にとって想定外の出来事であった。中でも慌てているのが自民党だ。今国会で解散総選挙に追い込む戦術がご破算になりそうだからだ。

  消費増税法案の参院採決が迫り、民主党と自民党が険悪な関係になったのは、野田首相が来年度の予算編成に意欲を示したからだ。明らかに年内解散を否定するものであり、消費増税の「3党合意」と引き換えに、野田政権に今国会中の解散総選挙を求めている自民党にとっては見過ごすことのできないことであった。

  そもそも「3党合意」は野田首相の仕掛けた「罠」ではないかと見られていた。今、衆院選挙をすれば惨敗すると分かっている民主党が解散総選挙に応ずる訳がないのであって、輿石幹事長の主張する任期満了による来年の衆参ダブル選挙が本音であった。

  野田首相が本性を現したと見た、自民党の小泉青年局長ら衆院の若手が、谷垣総裁に「3党合意の破棄と消費増税法案の否決」を要求したのは、「野田首相に解散をすっぽかされ、消費増税だけ食い逃げされる」と見ているからだ。
  話し合い解散に目がくらみ、消費増税の共犯にされた挙句に解散までパーにされたとあっては、谷垣総裁の切腹だけで済む話ではないからだ。

  3党合意の民主党と自民、公明両党がもめている間隙を縫って浮上したのが、自公を除く野党7党の衆院の内閣不信任案と参院の問責決議案であった。みんなの党、共産党、社民党、国民の生活が第一、新党きづな、新党改革、新党日本の7党。その所属議員を合わせると、衆院67人、参院35人であり、必要な内閣不信任案の51人以上、問責決議案の11人以上が間に合うのである。 

  消費増税法案の採決が8日に決まると、「消費増税法案の成立を阻止するため」として、採決前の7日夕方、衆参両院に内閣不信任案と野田首相の問責決議案を提出したのである。このため、採決は9日以降に延びたが、意表を突かれて慌てたのが自民党である。

  消費増税法案の成立後に自民党が内閣不信任案と問責決議案を野田政権に突き付けて、解散総選挙を迫るスケジュールを描いていたからだ。自民党の国会戦術が根元から狂った訳だが、7党提出の不信任案と決議案に対応するのにジレンマに陥ることになるからだ。

  7党に同調して賛成すれば、3党合意で進めてきた消費増税法案を葬ることになる。反対すると野田政権を信任したことになり、解散総選挙を迫ることと矛盾する。また7党の決議案が否決されても、「一事不再理」で今国会中には再度、提出できないと言われている。

  「踏絵」を突き付けられた自民党だが、主導したのは小沢一郎だった。民主党を離党して立ち上げた小沢新党の「国民の生活が第一」は、衆院37人、参院12人を抱え、自民党を除く野党の第一党である。だが小沢が表に出れば、「小沢政局」とネガティブキャンペーンの餌食になるので、みんなの党、共産党、社民党の幹事長書記長会談の呼びかけに応じて参加した形にしたのである。
  それにしても、野党7党が共闘するなんて滅多にないことだ。腐っても鯛なのか。小沢の健在ぶりを見せつけられた格好である。
  


   「民主党不信」に陥った自民党は、今国会中の解散総選挙を求めて、内閣不信任案や問責決議案の提出を辞さないとしているが、野田首相は要求に応じる態度を示さない。何せ「解散」は総理の専管事項である。野田首相の「胸三寸」という訳だ。
  

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