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◆議長の権威を踏みにじる野党◆ ひどい話である。司法、行政、立法、三つの権力の頂点に立つ衆院議長と参院議長、いわゆる「三権の長」の権威が踏みにじられたのである。 最近は第4の権力として、マスコミが台頭してきたが、司法の最高裁長官、行政の総理大臣、立法の衆院と参院の議長の中で、議長が三権の長のトップであると思っている。 ところがである。何ということか。その権威が惨めにも、民主党など野党により踏みにじられたのである。 ◆混乱回避の合意を無視◆ さかのぼって、1月30日のことである。河野洋平衆院議長と江田五月参院議長の立会いで、自民党など与党と民主党など野党が、ガソリン税にいついて合意文書を交した。あわや、衆院解散・総選挙の危機一髪という手打式だった。 合意とは、予算案と歳入法案の審議を十分に行って、年度内に一定の結論を出すというもので、具体的には、ガソリン税の暫定税率を延長するための改正案を3月31日までに採決するというものである。 ところが、参院では3月に入って、1回も法案を審議せず、民主党の徹底したサボタージュ(審議拒否)戦術により、4月1日、暫定税率は失効して、混乱のうちに、ガソリン価格が値下がりした。4月29日以降、再決議によりガソリン価格が元に戻るはずである。 ◆河野議長の呼びかけをボイコット◆ 3月下旬、河野議長が合意文書に署名した、与野党の幹事長・書記長に対し、「議長の権威を重んじ合意を守る」よう呼びかけたが、民主党は与党が2月末に予算案と歳入法案を衆院で可決し参院へ送付したことで、合意は反古になったと主張し、河野議長を無視して、共産党を除く野党は呼びかけをボイコットしたのである。 ◆江田議長は民主党に遠慮◆ 江田参院議長は出身母体の民主党に遠慮して、目立った動きは一切見せず、自民党が江田不信任を提出しようとする事態にもなったのである。 議長の権威は全く無視され、「ねじれ国会」の事態打開の切り札になるかと期待された、衆参議長の斡旋ではあったが、無残な結果に終わりそうである。 |
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